経営の多角化が敗因?
「イエーワン」凋落に思うこと
そういえば、最近、全然Yeah1の名前を聞かなくなったなと思って調べてみたら、今は監理銘柄になっているんですね。
2018年6月に上場した同社は、上場数日後の34万3千万VNDの高値から、現在2万2千VND(4月16日現在)と時価総額の9割以上をふっ飛ばしました。今は監理ポストに入り2021年に利益の基準を満たさないと上場廃止もありうるとのこと。Yeah1のトン会長は、2020年に41%持っている株を500万株売って25%まで引き下げ、さらに直近でも1%弱25万株売っています。私もYeah1に知り合いが何人かいますが、Facebookでは、仕事の話はほぼ見なくなくなりました。そのうち一人は、上場時にはFacebookで貰ったストックオプション喜びまくっていてChuc Mung IPO Yeah1っていうアバターをプロフィールに使っていました。2019年3月にYou Tubeとの業務提携契約を解除されてその時も時価総額が約半分に。同社の売上のほとんどはYou Tubeに関するものだったので。。
TV局だったので、同業他社が、出演費50万VNDのところ同社は2000万VNDを払っていたので多くの芸能人も評判でYeah1の番組には出たがっていましたね。良い出演者を集めることもできました。You Tubeの月間再生数も東南アジアで1位、全世界で見てもTOP10に入る。らユニコーン企業を目指す発言をメディアでしていました。現在の時価総額は32億円。。当初は、音楽のMVも強かったんですが、それを専門にやるMCN(マルチチャンネルネットワーク)が現れてその分野も喰われました。ネットのショップとかもやっていましたがそれも上手く行かず。。
ベトナムの企業って儲かってくると全部自社でやろうとしていろんな領域に広げてくるんですが、これが敗因の一つのような気がします。
連載でも書いたんですが、ベトナム企業って儲かるといろんなことを手出すのと全部内製化しようとして、外出ししなくなるんですよね。