ベトナム芸能界の最大のメディア権力者Kenh14の衰退に思う
Kenh14というのは、ベトナムで若い人向けのWebニュースサイトで特に、芸能に強く影響力を持っていました。 芸能人からはゴマすりの対象でもあり、記事を書いてもらうとそのURLをFBでシェアしたり、果ては記者の誕生に芸能人が出席していたりします。
Kenh14に記事を書いてもらうと、多くの人が読む、それによってSNSのフォロワー数が増える(自分の単価を上げられる)業界人からキャスティング機会が増えるなど、知名度を増やすチャンスになるなので、有償無償の利益がありました。
タレントもTVに出ても、その動画のURLを自分のタイムラインでシェアすることはそこまでないが、Kenh14に記事を書いても貰うと、「ありがとうKenh14」とURLを貼って投稿をシェアしていました。最近では、それを全く見なくなりました。
ミス・ベトナムも2014年ぐらいまでは、Kenh14の記者がマネージャーをやっていました。
記者が記事を書く、タレントのSNSのフォロワー数が増える(単価が上がる)という共存共栄でベトナムの芸能マネージャーやプロダクションの社長には、記者出身が恐らく一番多いです。芸能人と接点が多いのもあるとは思います。
有名な芸能人の記事を書くというのは、ニュースサイトにとってもアクセス数を稼ぐことになるのだから、情報を提供してほしい。そしてタレントサイドからすると書いて欲しい。それは、問題ないんですが、あまり知名度がないタレント(ニュースバリューが薄い)の記事をチップを貰って、それがバレてクビになった記者もいました。
本来だったら会社に正規料金を落として、お金をもらわなきゃいけないのに、記者が直取りして、会社にお金を落とさず自分が受け取る。 ベトナムの芸能界はこの手の直取りになるトラブルはとても多い。記者だけでなくデザイナーでも。
話を戻すと、タレントは自分の売名のためにKenh14の記者に記事を書いてもらうために、合法的にお金を渡そうとします。例えばテトとか記者の誕生日とか。私の友人(マネージャー)は、50万VND(3000円)を20人ぐらい配っていた時期もあります。
女優とかでも毎月20万円ぐらい記者にお金を配っているっていう話は聞きました。
特に映画のプレミアム試写会の時などは、記者のバイクのメットインの中にお金入れたり(それも紛失が危ないから、主演女優のマネージャーにヘルメットの中を気をつけて見てね)って言うようです。直接、渡してもいいような感じもするが、それだと金で記者を買ったっていう感じで記者のプライドにも触るし、コンプライアンス的にも問題になる可能性もあるので。。。
他には冷蔵庫+チップっていう女優もいました。そして、重要なのは、品物だけでなく’現金;も渡すことです。。。
Kenh14の記者というのはマネージャーになる機会も多いです。
記者はタレントの売名協力ができる。売名協力すればタレントの単価を上げられ仕事が増え、共存共栄の関係だったのですが、最近ではそれが崩れてきました。
Tik Tokの出現です。
元Kenh14記者から女優や歌手がマネジメントから離れていっているのです。。。
Webニュースはかつてほど、力を持たなくなってきた。



